北海道に限らず、臨時教員として公立学校で採用されるためには教員免許が必要です。
- いま学生の方
- 異業種にいて臨時教員の世界に興味がある方
このような立場の方が読んでいると想定しながら、臨時教員と教員免許について、私が話せることをつらつらと書きました。
臨時教員に必要な教員免許
まずは必要な教員免許について概要を。
- 2種でよい
- 複数持っていると強い
と憶えておくとよいです。
免許の校種
働きたい学校に合った免許が必要です。小学校で働くのであれば小学校教員免許、中学校ならば中学校教員免許といった具合。
中学、高校の免許は教科が分かれています。教科によって免許保有者の人数や性別の分布が変わるため、臨時教員として入り込みやすい教科とそうでない教科が出てきます。これは正採用として受験する際も同じです。
尚、実際に中学校に赴任してみると、自分の持ってる免許以外の教科を担当することもあります。
以前、田舎で私が小学校教員をやっていたとき、臨時仲間の中学校体育教師が専門外で免許もない数学を担当させられて毎日悩んでいました。
そんな世界です。
免許の種類
専修免許、1種免許、2種免許という三種類の免許があります。
順に、大学院卒、4大卒、短大卒によって取得できます。
1種でも2種でも担当できる仕事に変わりはありません。が、2種免許で勤務していると、「1種を取りましょうね」と単位取得を促されます。これは1種に切り替える努力規定があるため。
よく1種と2種では給料に差が出るのかどうかという話題が出ますが、免許の差がそのまま給料の差にはなりません。あれは2種持ちに短大卒の人が多いからです。最終学歴で初任給の額が決まるので。
尚、高校には2種免許はありません。
どの免許を取ればいいのか
種類は2種でよいと思います。働いてみて、教員仕事が肌に合うと感じたら、ゆるりと1種に向けた単位取得をしていけばよいのではないでしょうか。
校種、教科はできれば多いほうがよいです。持っている免許の分だけ「つぶし」が利くので。
また、教員として長く働いていると、小学校から中学校へ行きたい、逆に中学校から小学校へ行きたい、なんて願望も出てきます。特に女性の中学校教員の方は、育児をきっかけに拘束時間の少ない小学校行きを希望するケースが多いです。
そのように自分の人生の選択肢を広げる意味でも、複数の校種の免許を持っていると強いですよ。
教員免許の取り方
小学校の教員免許
中学・高校の教員免許
教員免許がないまま採用されるパターン
臨時免許状が発行されるパターン
おすすめしません
まとめ
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