北海道の臨時教員が教育局で採用時面接を受ける際の心構えと体験談

北海道の臨時教員をやるにあたっては一度面接を受ける必要があります。

  • 服装
  • 受け答え
  • 面接の時期

について心構えと体験談を書いておきます。

臨時教員の採用面接はスーツで

 

採用面接はスーツで行きましょう。私服厳禁。というのも、この面接は結構厳粛でウェイトが重いものなんです。

臨時教員の採用面接は各振興局の教育局が行います(通称「局」)。場所も局の応接室。土足で入ることになるので、靴も黒の革靴ですね。

面接では2名の担当者から色々と質問が来ます。雰囲気は正採用の採用試験2次の個人面接に近い感じ。自分の経験上、教育畑っぽい人と事務っぽい人の組み合わせが多かったです。

局としても意味不明な人間を雇うわけにはいきませんから、この面接である程度人間性を見るのでしょう。

とは言っても正採用教員の面接ほど身構える必要はないですよ。向こうも基本的には雇う前提で面接を開いていますから。正採用の面接は落とす面接。別物です。

 

というわけで、わりと真面目な雰囲気で行われる臨時採用教員の面接はスーツ&革靴で行くのが正解です。

 

聞かれたことに正対した結論を伝える

 

ストレートトーク。聞かれたことに正対した内容を端的に回答すること。臨時採用教員の面接はこれが大切だと私は考えています。

何を聞かれたかを把握し、問いに対して結論ファーストで端的に答えるとよいです。

受け答えの例

Q:あなたが臨時教員としての勤務を志望した理由を教えてください

回答例:教員としての経験を得たいからです。将来は正採用教員として北海道で勤務したいと考えています。以下略)

悪い例:私は子供の頃なかなか勉強ができない子供でした。毎年担任の先生が変わるたびに今度こそはと期待するのですが…略…5年生の時の先生が僕のことをわかってくれて…略…そういう先生になりたいと思いましたが採用試験に落ちてしまい…略…このままやめてしまおうと思いましたがやはりその先生のことが忘れられず…略…臨時教員を志望しました。

ポイントにまとめると、次の2つを気にすることでだいぶ伝わる回答になります。

  • 物語を語らない
  • 理由から話さない

結論→理由、という順序で答えることを意識すれば端的な語りができます。もう少し内容を深堀りする必要がある場合は、結論→理由→具体例、というようにしてみるとよいです。

 

回答で優れた人物をアピールする必要はない

正採用の教員採用試験では、自分は何ができるのか、どんな可能性を秘めているのかを伝えなければなりません。倍率の高い、勝ち抜く試験なので。

一方、先述したとおり、臨時採用の面接は落とす面接ではありません。欠員を埋める採用なのですから、相手側はぜひとも採用したいのです。

ですが、あまりにも人間的に難のある人物を採用してしまっては、配属先の学校がかえって問題を抱えることになってしまう。

そこで採用しようとしている眼の前の人物が常識的な社会人であるかどうかを見定めているのです。

 

だいぶ前の話になりますが、私の勤務していた学校に欠員が出る見込みとなり、臨時教員を探すことになりました。さっそく候補が見つかったとの連絡があり、職員室では「よかったぁ」とみんなでホッとしました。

ところが、数日たって、その話はなかったことになりました。面接をした際のその人の服装がヨレヨレで、話し方もボソボソとしており早口で聞きにくい。そういった理由から、不採用にすることにしたのだそうです。

働きたい条件とマッチングしなかったとかではなく、面接の際の印象で落ちるって、一体どれぐらい極端な人物だったんだろう?と、その時の職員室もだいぶ騒然としたのを憶えています。

 

優れた人物であることを主張する必要なありません。非常識な人物ではない、問題行動を起こす心配がなさそうだ、といった印象さえもってもらえればそれでいいんです。

言い忘れました。面接官の目を見るのも大切です。もし相手と目を合わせるのが苦手であれば、相手の鼻を見るといいですよ。

 

北海道の臨時採用教員の面接が行われる時期

 

基本的には勤務が始まる前に面接があります。

が、自分の記憶が正しければ、勤務が始まった後に面接があったケースもあるんですよ。あれは何だったんだろう?

まぁそんなイレギュラーもありますが、基本的には勤務開始前が面接時期だと思って良いでしょう。なので赴任前に一度その自治体へ旅行する必要が出てきますね。遠方の人は大変だ…

 

面接の機会は他にもあったりします

 

臨時採用教員が関わるえらい人には、

  • 教育局
  • 赴任先の市町村の教育委員会
  • 赴任先の学校の管理職

という相手がいます。

赴任前に一度自治体を訪れるとき、教育委員会と学校にはまず間違いなく顔を見せることになります。

学校の管理職はもちろんのこと、教育委員会もこの先色々な場面でお世話になる人たちなので、印象をよくしておいて損はありません。

 

面接が済めば、それはもう採用の一歩手前ぐらいです。学校での勤務開始はすぐそこ。

初めて教員やる人は色々大変なこともありますが、本読んで勉強すればいくらかマシになっていくので教員仕事を楽しんでください。

北海道の臨時教員になる方法まとめ
北海道の臨時教員に新しくなりたい人に向けたロードマップ。街の規模などによって多少手順は前後しますが、概ねこのような流れで採用手続きが進んでいきます。

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